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大丈夫、世界はまだまだ面白くなる

おれが元カノに6年間洗脳されてた話

先に断っておくが、死ぬほど長いのでよろしく。

これでも端折って書いたつもりだが、それでも長い。

 

さて、おれとしては思い出したくもない忌まわしき過去だが、この話をすると結構な反響をいただくので、読み物としては面白いだろうということで一念発起。

何から話せばいいのか、そしてどこまで話していいのかわからないが、とりあえず書いてみる。

 

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あれは高校1年か2年のとき、タレコミ掲示板という2chもどきみたいなサイトがあった。

当時おれはネットで同じ趣味の人間と交流できるのが楽しくて、大好きだったポルノグラフィティのスレに入り浸ってた。

そこでとある女性と意気投合、メルアドを交換して頻繁に連絡を取るようになった。

おれより6~7歳上で、飛行機なしでは行けないくらい遠い県に住んでる人だった。

一度も会ったことはないが、話が合ったしお互い好意もあったことで、遠距離だが付き合うことになった。

 

バイトもしてない高校生のおれに飛行機代などあるわけもなく、メールと電話でやり取りするしかなかった。

LINEなんてない当時、問題になるのは電話代である。

 

皆さんはウィルコムという携帯をご存じだろうか。

月額も比較的安価で、ウィルコム同士なら2時間45分まで通話料無料。

そのあとかけ直せばまた2時間45分無料、頑張れば永遠に無料で話せちゃう代物だ。

元カノ(以下、クソアマ)はそこに目をつけ、お互いウィルコムを契約しようと言い出した。

携帯代を親に払ってもらってたおれは、ダメもとで親に交渉するも、すんなりOKをもらった。

 

わき道にそれるが、おれはクソアマのことを正直に親に話してたし(電話越しに)紹介してた。

ネットの掲示板で出会っためちゃ遠いところに住んでる6~7歳年上の女という、どう考えてもやばい物件だが、親はとやかく言ってこなかった。

というのも、おれは昔から親に反抗的で、事あるごとに大喧嘩してた背景もあり、親はおれの育児方針について常に頭を抱えてた。

特に母親は(主におれのせいで)ヒステリックな部分があり、ここで衝突するより、しばらく様子を見ようと回避したのかもしれない。

おかげで、念願のウィルコムも早々とおれの手元に届いた。

 

それからというもの、毎日毎日電話した。

クソアマは高卒で訪問介護の仕事をしており、おれは部活と塾があったし、進学校で学年トップ5に入る成績だったおれは家でもひたすら勉強してたため、話せるのはもっぱら夜だった。

そうしてるうちに、勉強中にも話すようになり、親公認(?)であることをいいことに、家族との食事中にも話すようになった。

父親と母親と妹とおれとウィルコムが並ぶ食卓、あまりにも奇妙である。

 

そんな日々が続いたある日、親から「さすがに食事中に話すのはやめてくれ」と注意された。

それをクソアマに話したら「じゃあ話さなくていいからウィルコム繋げてて」といわれて、おれはそれに従ってポケットに忍ばせてた。

ウィルコムはいわゆるガラケーなので、開いてるとそこそこデカいし邪魔になる。

それをズボンのポケットに突っこんだまま食事してるわけで、この時点ですでにどうかしてる。

 

さっきも言った通り、クソアマは訪問介護の仕事をしてたが、移動時間は暇だし、仕事上がりも早かった。

勉学で忙しいおれよりはるかに自由時間が多いのだ。

そうなるとクソアマ的には「こっちは暇なのに相手の都合で話せない時間がもったいない」という思考になる。

ここで秘技ウィルコムinポケットが猛威を振るうのである。

 

おれの通学時間、授業中、部活終わり、塾の時間、、、ほとんど繋ぎっぱなし状態が続く。

これのすごいところは、一切しゃべらないのだ。

おれは友達と通学するし、授業中はしゃべれないし、部活終わりも友達と帰るし、塾もしゃべれないし、まじでただ繋げてるだけ

2時間45分が経ちそうになると相手が切り、またかけ直してきて、おれはロナウジーニョばりノールックでポケットの中で電話に出る。

その間、クソアマも訪問介護のシフトがあったりするが、あの仕事はある程度自由に行動できるので、平気でかけ直してくる。

そして家に帰れば食事中、お風呂の時間、勉強中、そして寝る直前まで繋ぎっぱなし。

誰がどう見ても頭おかしい。

 

おれとしては親に隠れてこそこそやってるつもりだったが、そんなことはお見通しだったのだろう。

息子の異常なウィルコム依存(というかクソアマ依存)に危険を感じた母親は、おれにクソアマとの電話を控えるよう注意してきた。

でも、ごめんな母ちゃん、この会話も全部、ポケットの中で聞かれてるんだ

 

それを聞いたクソアマ、もちろん面白くない。

これを機に、おれの親に対して懐疑的な発言をするようになり、おれも賛同して親をボロクソ言ってた。

一方で、お中元やらお歳暮など、定期的にクソアマから地元の特産品などが贈られてきてた。

うちの親も大人の対応でお返しの品を贈ったりしてて、表面的には交流があるけど内心ではお互い嫌ってるという冷戦状態。

肝心のおれはというと、もちろんクソアマの味方で、少しでも貶されようものならブチギレるぞって感じ。

この時点でおれは完全にクソアマに心酔してたし、誰に何を言われてもクソアマが正しいと思ってたし、もう手遅れだった。

 

そんなこんなで、おれの高校生活は幕を閉じる。

無事に大学も決まり、地元を離れ、東京での1人暮らしがスタートする。

おれとクソアマは解放感でウキウキ、おれの両親(特に母親)はほんとに心配そうだった。

そりゃそうだ、明らかにどうかしてる息子が目の届かないところに行ってしまう、心配でしょうがないだろう。

ちなみに、母親は昔からおれのことが大好きだった。

幼少期は癇癪持ちで手に負えず、反抗期を迎えたまま大きくなった気難しい息子だが、だいぶ好かれてた。

自分で書いてて気持ち悪いが、当事者のおれが感じるほど、それは顕著だった。

 

長くなったが、ここで第1部~高校編~が終了。

おさらいだが、この時点でおれはクソアマと一度もリアルで会ってない。

そう、一度も会ったことがないのだ。

何度か試みたことはある。

家族旅行を兼ねてクソアマのところに行こうという計画も何度か浮上したが、何かと理由をつけて断られた。

逆にクソアマがこっちに遊びに来る構想もあったが、それも現実とはならなかった。

おれは早く会いたいと思ってたので、大学になったらバイトでお金を貯めて会いに行こうと考えてた。

 

これまた余談だが、クソアマの家族構成は母親と弟の3人家族(母子家庭)で、両親は昔に離婚したそうだ。

弟はおれより年下のサッカー少年で、電話越しに何度も話して、男同士仲もよかった。

母親との会話は記憶に残ってないが、間違いなくその場にいたのは覚えてる。

母親も仕事をしてたので、家事全般はクソアマがやってた、ような気がする。

 

では、第2部~大学編~を始めよう。

 

もうこうなった2人のウィルコム生活は加速するばかりで、文字通り1日中繋げてた。

しかし、そこは東京の(それなりに)有名な大学、ついにおれも日本中から集った様々な人たちと出会う。

サークル、ゼミ、バイト、、、華の大学生活である。

 

日本語ラップ大好きだから、ヒップホップ系サークルの見学に行った。

するとクソアマからひと言、「サークルには入らないで」。

聞けば、「遠距離で不安だからほかの女子と関わるような場所は避けてほしい」とのこと。

よしきた!! じゃあサークルはやめとこう!!

 

そういえばゼミの案内もあったな、気になるところに行ってみよう。

するとクソアマからひと言、「ゼミには入らないで」。

聞けば、「遠距離で不安だからほかの女子と関わるような場所は避けてほしい」とのこと。

よしきた!! じゃあゼミはやめとこう!!

 

でも飛行機資金のためにもバイトはしたいな、タワレコかdiskunionがいいな。

するとクソアマからひと言、「バイトはやらないで」。

聞けば、「遠距離で不安だからほかの女子と関わるような場所は避けてほしい」とのこと。

よしきた!! じゃあバイトはやめとこう!!

 

くぅ~~~~~~~~愛されてる~~~~~~~~~(脳死)

 

完成したね、傀儡が。

セルブスもびっくりなくらい完璧な傀儡ができた。

いっそ殺してくれ。

 

それでも単位はとらないとやばいので、通常の講義にはもちろん出席してた。

そこで3人の友達ができて、そいつらといつも一緒に講義に出てた。

ある日、クソアマから「その友達が信用できる人かわからないから念のため連絡先を教えてほしい」といわれた。

個人情報保護法に基づき、3人の友達の名前とプロフィールとメルアドと電話番号を教えた。

「この3人以外に友達を作るのはやめてほしい」ともいわれた、人見知りでよかった~。

 

……………

 

…………

 

………

 

……

 

 

おれは親からの仕送りだけで生活してた。

数少ない3人の友達は、自分たちでバイトして生活費や娯楽費を稼いでた。

基本的に大学と買い物以外に出かけることが(許され)ないおれは、そこまでお金にも困らなかった。

唯一の趣味は日本語ラップ、通販で買ったCDやレコードを自宅で聴くのが楽しみだった。

ほんとに聴き漁ってた、当時の日本語ラップはすべて押さえてたといっても過言ではないくらい聴きまくってた。

昔はゲーム大好き少年だったが、多忙な高校生活とクソアマ拘束時間のせいでフェードアウトした。

それでもおれは、そんな異常な日々に一切の疑問や違和感を覚えなかった。

 

「バイトしてないからお金貯まらないや」

「しょうがないよ」

「おれたち、いつ会えるかな」

「社会に出てお金が貯まったら会えるかもね」

「そうか、そうだよね、楽しみだね」

 

うまく説明できないが、洗脳とはこういうものなのかもしれない。

今思えば、クソアマは働いてるんだからクソアマが会いにくればいいのに feat. 草野マサムネ from SPITZなんだけど、そんなこと考えもしなくなってた。

それはたぶん、「やっぱり彼氏に迎えに来てほしいな」といわれたことがずっと頭に残ってて、おれから会いに行くものだと思い込んでたから。

 

そういえば、クソアマの顔だが、出会った当時、1枚だけ自撮りを送ってもらったのが最後で、それ以外の顔を知らない。

見たらすぐに消してと何度も何度も何度も何度も言われたが、おれはその写真をずっと大事に保存してた。

ナゼナラ、それはまじでストライクすぎて死ぬかと思うくらいとびきりかわいかったから。

 

喧嘩もした、それはもう数えきれないくらいした。

喧嘩というより「怒られた」が正しいくらい、徹底的に人格否定されるケースが多かった。

そのきっかけは、おれが不用意に女子としゃべったり、切れたウィルコムにかけ直さなかったりしたことだった。

いつも言われてたのは、「あなたみたいに世間知らずで常識のない人と付き合えるのは私しかいない」だった。

そうか、おれはこの人と結婚するんだ、この人に見捨てられたら誰もおれを好きになってくれないんだ、と本気で思ってた。

 

そんな折、おれにとって忘れられない出来事が3つ起きる。

 

1つは、母親がアポなしでおれのアパートを訪ねてきたこと。

急に電話がきて、「来ちゃった」とヤンデレ彼女ばりに言われたのを覚えてる。

母親は運転が苦手で、方向音痴で、電車とかバスにも1人で乗れないくらいの人だった。

そんな母親が、1人で慣れない新幹線と在来線を乗り継いで、遠路はるばる東京まで来たのだ。

クソアマは「早く追い返せ」といった、でもおれはさすがにそれは気の毒だと部屋に上げた。

ちなみに、大学に入ってからおれは、クソアマの指示通り、正月以外は帰省したことがなかった。

母親はおれの部屋をぐるりと見まわして、「ちゃんとご飯食べてる?」とか「CDいっぱいだね」とか言ってた。

クソアマについては触れなかった、おそらくウィルコムが繋がってることに気づいてたんだろう。

母親は「お父さんには内緒で、はいこれ」といってお小遣いをくれた、毎月仕送りももらってるのに。

おれはそれを受け取ったあたりで、「早く追い返さないと怒られる」と焦って、「悪いけど帰って」といった。

母親は「……うん、突然来てごめんね」「じゃあまたね」とアパートを後にした。

そのあと、ドアののぞき穴から外を見てみたら、母親がおれの部屋を見つめながらボロボロ泣いて立ち尽くしてた

それを見てもなお、当時のおれは何も感じなかったどころか、早めに追い返したことを褒められて喜んでた。

おれはあのとき見た母親の姿が忘れられないし、そのあと1人で地元にとんぼ返りした姿を想像するだけで胸が痛い。

 

もう1つは、大好きな祖母の死。

ある日、大学で弁当を買おうと並んでたら、「落ち着いて聞いてね、ばあちゃんが、死んじゃった」と泣きながら母親から電話がきた。

父方の祖母で、史上最もおれを愛してくれた人、まさに無償の愛。

健康体そのものだったが、くも膜下出血で突然死、ほんとに突然の別れだった。

おれは「わかった」とだけ伝え、そのままの足で地元に帰り、冷たくなった祖母に会い、今までにないくらい泣きながら感謝と別れを告げた。

翌日の葬式で、孫からの一言みたいな謎コーナーがあり、そこでアドリブながら思いのたけを語った。

さすがにその間はクソアマとの電話を切ってたが、今思えばあれは一体何年ぶりに電話を切ったんだろうか。

みんなで祖母の思い出を語り合ったり、アルバムを眺めて泣いたり、至極当たり前の葬儀を過ごした。

のちに母親は、あのときのあなたは久しぶりに見る「私の息子」だった、と語ってた。

ばあちゃん、ありがとう。

 

最後は、実家でトイプードルを飼い始めたこと。

東日本大震災で被災したブリーダーさんから譲り受けたとのことで、犬が苦手な両親がトイプードルを迎え入れたのだ。

「犬が苦手なのに飼うとか犬がかわいそう、無神経だ」とクソアマはブチギレてた、おれ大学で実家に住んでないのに。

しかも、「今から親に電話して犬をブリーダーに戻すように伝えろ」というので、おれは早速親に電話して猛抗議した。

左耳のウィルコムからの怒りの指示を、右耳の携帯でまるでおれの意見のように伝える感じ。

結局、親も怒って電話は強制終了、トイプードル(名前はココ)は実家で飼うことになった。

その年の正月、おれは実家に帰り、初めてココと会う。

理由は覚えてないが、そのときウィルコムは繋げておらず、おれは前に猛抗議したことなどすっかり忘れて、「あ~!君がココか~!よしよ~し」とひどくかわいがった。

その姿を見た両親はとても驚き、やはりあれは息子の意見ではなく、クソアマに言わされたものだったと確信したらしい。

かわいいは正義

 

そんなこんなで大学の2年間を終える。

おさらいだが、この時点でおれはクソアマと一度もリアルで会ってない。

そう、一度も会ったことがないのだ。

 

ある日、人生の転機となるものと出会う。

ツイッターである。

(ここらの時系列は前後するかもしれないが、東日本大震災のときにはすでにツイッターやってたっけ)

 

テレビを眺めてたら、最近ツイッターというSNSが流行ってると知った。

思えば、クソアマと出会ってからSNS的なやつは1つも手を出してなかった。

日本語ラップの知識だけならそれなりにあるし、もしかしたら同じ趣味の人たちと交流できるかもしれない、そんな興味本位で始めてみた。

なお、クソアマには怒られそうだから秘密にしてた。

しかし、依然としてクソアマとのウィルコム生活は続いてたし、オフ会に誘われても一度も行けなかった。

 

それからしばらくして、よく絡んでるやつらが変なグループを組むとか組まないとかで盛り上がってて、なぜかおれも加入させられた。

でもオフ会あっても行けないし、どうせこのままフェードアウトするんだろうな、と思ってた。

 

そしてまたある日、そいつらが川崎(だったかな)でオフ会を計画してた。

おれは行けないってわかってたけど、「行けたら行くわ」とだけ伝えてた。

その日、いつも通りクソアマとのウィルコム就寝を迎え、ツイッターを見たらまだオフ会やってて、これからカラオケって寸法だった。

クソアマは寝落ちしてて、「あれ…… もしかして…… このまま電話切ってウィルコムの電池が切れたことにすれば行けるかも」と思いついて、即行動した。

クソアマが寝てることを確認し、電話を切った。

電池が切れたことを装うために、ウィルコムの電源を切った。

このときの心臓バクバクはまじでやばかった、「バレたら殺される」と全身から汗が噴き出すほど。

速攻で支度して、電車も走ってない時間帯だからタクシーで向かった。

忘れもしない、午前3時タクシー1万6千円。

 

ついにあいつらと会った。

6年ぶりにウィルコムからの指示じゃなく、自分の意志で行動して、自分の言葉でしゃべった気がした。

ほんっっっっっっっっっとーーーーーーーーーーーーーーーに楽しかった、信じられないくらい楽しかった。

到着するなり証言のD.Lバースを歌わされたり、日本語ラップトークで盛り上がったり、まじでおれたちラップやっちゃう?とか冗談言ったり。

 

あいつらと別れて、昇る朝日を拝みながらアパートに帰る途中、おれは「自由」を知った。

初めて気づいた、おれは6年間ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと洗脳されてたことに。

 

次の日、おれはクソアマに言った。

「もう四六時中ウィルコムを繋げるのやめよう」と。

ここで「別れよう」が出てこないあたり、まだ完全には洗脳が解けてない証拠である。

クソアマはもちろん動揺して反論してきたが、おれは何も受け付けなかった。

ツイッターで出会ったやつらと遊んで目が覚めたこと、これからは自分の時間を過ごしたいことを伝えた。

クソアマは泣き崩れてたが、うるさいから無視して電話を切った。

 

そのあともずるずると形だけの交際関係(?)は続いたものの、ほとんど会話もしなくなったし、おれから連絡することはなかった。

diskunion楽しい!!!!!!!!!! wenod楽しい!!!!!!!!!!! クラブ怖いけど楽しい!!!!!!!!!!!!!!!って感じの日常を手に入れた。

 

1番喜んでたのはおれの両親だったかもしれない。

あれから長い年月が経ったが、今でもこの件について両親と話したことはない。

本来おれは謝らないといけないんだが、人生の汚点すぎて、情けなくて恥ずかしくて、なかなか言い出せずにいる。

今更だけど、ちゃんと謝りたいな。

 

最後の最後、とうとうクソアマに別れを切り出したときの会話は今でも覚えてる。

 

「別れよう」

「!"#$%&'()=~|`{+*}<>?_?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!」

「最後に1つだけ おまえのほんとの顔見せろ」

「えっ」

「昔 一度だけ送ってきた自撮り あれおまえじゃないだろ」

「気づいてたんだ これがほんとの顔 ブスだからフラれたくなくてネットで拾ったやつ送ってた」

「OK おれのタイプじゃねーわ じゃっ」